さくら学園の概要

『私たちの子供に、私たちの力で日本のことを伝えていきましょう』

1999年、年中・年長混合組1組で、保護者による先生役のCo-op形式の幼稚園として発足。当時、日本人家族のための幼稚園など皆無で、プレイグループがあちこちでできては消えることを繰り返す中、何とか持続性のある幼稚園、日本文化を学齢期前の子供達に伝える場所を作りたい、という模索の中で生まれました。

そして、日本語の基盤を作る上でも、また、将来日本人としてのアイデンティティー確立の基盤を作る上でも重要な年齢にある子供たちに、家庭外のより大きな枠組みで日本語や日本文化に触れる場を与えてあげたい、という親の願いからこの幼稚園は誕生しました。

しかるべき資格を持ち、信頼できる人を教諭として確保するのは至難の業である上、もともと移動の多い土地柄です。中心となる人がいなくなれば消えてしまうプレイグループと違い、ここに来ればさくら幼稚園がある、と当てにできる場所にするには、どうしたらよいかを考えたとき、「子供のいるところには必ず親がいる。そしてその親こそ、日本文化を伝えたい張本人。ならば親が教えてみよう」という結論に達したのです。

他州の同様な方式の成功例に学び、実践を重ねた結果、少しずつ整備されながらこの地に定着しました。現在は年少・年中の2組をそれぞれ専任教諭が担当して、2018年春には20回目の入園式を迎えました。日本人人口がけっして多くはなく、人が頻繁に移動するこの地で、「保育が続けられるか」という根本的な危機に直面せずにこれだけ続いているのは、「親が主体となって子供たちのために」という基本から離れずにやってきたからに他なりません。

Co-op形式:保護者による運営

さくら学園は保護者が協力して運営するCo-opの形態をとり、週に一度の保育を通して、子供に日本語と日本文化を伝えるとともに、家庭での日本語・日本文化の継承について学ぶ場を提供しています。そのため、さくら学園の保育理念へのご理解と同時に、保護者による日本語でのボランティア(特に保育の補助)が大変重要です。共働きの家庭が多い中、基本的に土曜の保育中にできる範囲のボランティアになるよう工夫しています。